「子どもが介護した方が良い」という気持ちを整理するには?

「子どもが介護した方が良い」という気持ちを整理するには?

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介護が大変だという話もよく耳にしますし、親が「子どもに迷惑をかけたくない」と思っている気持ちも、わからなくはありません。それでもどこかで、「本当は子どもが付きっきりで介護したほうがいいのではないか」と思ってしまい、サービスを使うことにためらいがあります。


親と相談しても、本音で話してくれるような気がせず、たとえ「サービスでいい」と言われたとしても、自分の中でそれを素直に受け入れられるか、自信がありません。


このような気持ちは、どう整理していけばよいのでしょうか。


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誰しもが抱きやすい葛藤でありながら、なかなか声に出しづらい気持ちを言葉にしてご相談くださり、ありがとうございます。


まずお伝えしたいのは、「サービスを使う」ことと「親を大切にする気持ち」は、まったく別の話だということです。実際の介護は体力も時間も奪われる長期戦です。頑張り続けることで、続けられなくなるケースも少なくありません。また、十分な知識や経験を持たないまま、家族が介護を担うことで、思わぬ事故や怪我を招くこともあります。


たとえサービスを活用しても、子どもであるあなたが親を思う気持ちに変わりはありません。むしろ、無理をしない体制を作ることで、長く穏やかに関わることができるのです。 


とはいえ、後悔のないかたちで親と関わりたいという思いを手放す必要もありません。


家族介護の本質は「全部やること」ではなく、

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回答者:岩瀬 良子(いわせ・りょうこ)

介護支援専門員(ケアマネジャー)/介護福祉士 京都大学総合人間学部卒業。病院・施設・在宅など多様な現場に従事し、介護職員初任者研修講師経験や英国ホスピス視察などを経て「地域ケア」と「納得のいく看取り」を探求・実践する。現在はその知見を活かし、「仕事と介護の両立」に関する個別相談やQ&A対応、専門記事の編集を担当。現場のリアリティと専門知識に基づいた、正確で温かみのある情報発信を行っている。【執筆協力】中央法規出版『生活援助従事者研修 公式テキスト』

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